放送直前特別対談!

漫画家さんと編集マンの素敵な関係
井上麻里奈
(以下・井上)
冠茂役をやらせていただきます井上麻里奈です。今日はよろしくお願いします。
橋口たかし
(以下・橋口)
原作者の橋口です。こちらこそよろしくお願いします。やっぱり、ホント冠に声が合ってますね。
井上ホントですか?ありがとうございます。私も、ああいうカッコいいキャラクターをやらせていただけて、すごく嬉しいです。
橋口カッコよくて、しかも16歳でハーバード大学卒業。すごい奴ですよね。パン作りも天才的ですしね。
井上ホントそうですね。それで、根本的な所の質問になってしまうんですけど、「焼きたて!!ジャぱん」ってパンのお話じゃないですか。そもそもなぜパンを題材にしようと思われたんですか?
橋口そうですね、当時、編集担当者の冠茂君から「パンの漫画ってどうですかね?」って振られたんですけど、最初は正直困りましたね。まあ、今となってはありがとう冠って感じです。
井上そうそう、さっき教えていただいたんですけど、編集担当さんが冠茂君と同じ名前なんですよね。
橋口そうなんですよ。滑稽な名前でしょ(笑)。
井上いえいえいえいえ。
橋口まあ、それはさておき、それで、その時考えたんですけど、グルメ漫画ってかなり沢山あるんですけど、実はパンものって今まで無くて。しかもパンっていう題材は何にでも合わせられるっていうのがあって、チョコパンもあればカレーパンもあって、カレーパンならカレーの話もできますよね。そういう、いろんな食材と合わせられるってとこで、食材のほうの話もつついていけるから、結構ネタとしては広いだろうなと。形のバリエーションもたくさんありますしね。
井上なるほど。深い理由があったんですね。
橋口でも、実は僕自身ね、いろんなジャンルを、たとえばオカルトとかスポーツとか、なんでもやりたがりな人間なんですけど、グルメものだけは自分が描くイメージができなかったんですよ。でも、ジャぱん(世界に誇れる日本のパン)っていう凄く面白そうなアイデアを担当の冠君が思いついて、そうすると、作家としてはそれに飛びついてしまうんですよ。


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