第23回 クーちゃん、苦ー物語 マイスター霧崎のペット、孔雀のクーちゃん。 可愛い、賢いクーちゃん。 視聴者として見る分にはとっても楽しい。 だが、アニメ制作側にとってはクーちゃんが登場するとひと苦労。 ・孔雀のお尻がどうなっているかわからねぇ! キャラクターデザインをする際に集まった孔雀の写真は尾羽を広げた正面アングルばかり。 お尻からの写真がない・・・(後で見つかりました) ・線が多すぎ! クーちゃんの作画は細かい。尾羽の羽毛を1本1本描いてるので、描かなくてはならない線が必然と多くなる。描いても描いても終わらない・・・ ・尾羽の動きが追えねぇ。 大きく広げた尾羽。何本生えているのかもよくわからない。歩いたときにどの羽がどこへ移動したのかわからない。頭が混乱しまくり。 ・尾羽の線を1本1本塗っていくのがしんどい。 アニメーターさんの描いた羽毛の1本1本を緑色で塗っていく。パソコンで一気に色を変えても、ちょびっとずつ塗り残しが出るので、ちまちまと細かいところを塗らなくてはならない。塗っても塗っても終わらない・・・ ・苦労があまり伝わらねぇ・・・ クーちゃんが尾羽を広げている時は、元気に動き回ることが多いので、羽毛1本1本描いてあってもテレビではよく見えな~い。しくしくしくしく・・・(泣) 「クーちゃんの仕事が回って来ないように。」と思う人が結構いる。 スタッフに敬遠され、可哀想なクーちゃん・・・ 視聴者の皆様、クーちゃんはコマ送りでお楽しみください。 | ||
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